「振込先、誰の口座にする?」という地味だけど大事な問題
弟と共有名義だった実家を売却する話がまとまったとき次にぶつかったのが「売却代金の振込先をどうするか」という問題でした。
共有持分に応じて分けるという方向性は分かっていても実際の手続きとしてどう進めればいいのか当時は全く分かっていませんでした。
今回はこの「振込・分配」について実際に調べて決めたやり方をまとめておきます。
共有名義の売却代金は「持分割合に応じて」分けるのが原則
共有名義の不動産を売却した場合、売却代金は共有者それぞれの持分割合に応じて分配するのが原則です。
私と弟は持分が2分の1ずつだったので単純に折半という形になりました。
ただ持分割合が均等でないケースでは割合通りに分けないとトラブルの原因になりかねないので注意が必要です。
振込方法は主に2パターン
不動産会社や司法書士に確認したところ実務上は次の2つの方法が一般的だと分かりました。
①代表者の口座に一括で振り込んでもらいそこから各共有者へ改めて振り込む
②決済時に各共有者の口座へそれぞれ直接振り込んでもらう
私たちは②の方法を選びました。
①だと代表者を経由する分「一時的に多額のお金が他人名義の口座に入る」という状態になり贈与とみなされるリスクや振込漏れ・トラブルの火種になりかねないと感じたためです。
決済時に司法書士立ち会いのもとそれぞれの口座へ直接振り込んでもらう形にしたことで余計な心配をせずに済みました。
分配額と税金の関係も忘れずに
売却代金を分配した後はそれぞれが自分の持分に応じた譲渡所得について確定申告を行う必要があります。
「もらった金額がそのまま手取りになるわけではない」という点は事前に共有者同士で共有しておいた方がいいと感じました。
共有者の同意形成でつまずいた経緯は共有名義の不動産、共有者の同意が得られない時の売却方法で、税金・確定申告の詳細は共有名義売却の税金・確定申告で解説しています。
知っておくべき知識:振込方法は決済前に必ず取り決めておく
・売却代金は持分割合に応じて分配するのが原則
・決済時に各共有者へ直接振り込んでもらう方法が贈与リスクやトラブルを避けやすい
・分配後はそれぞれが自分の持分に応じた譲渡所得を確定申告する必要がある
私が調べてみて感じたこと
「売れたらお金が入る」という単純な話ではなく振込方法一つとっても事前に決めておくべきことがあると知りました。
特に共有者が複数いる場合、後から「言った言わない」にならないよう決済前に司法書士や不動産会社を交えて取り決めておくのが安心だと感じています。
次にやるべきこと
共有名義の不動産を売却する予定があるなら契約段階で「代金の振込先をどうするか」を共有者全員で確認しておくことをおすすめします。
手続き面で不安があれば相続手続き全般に詳しい窓口に相談してみるのも一つの方法です。
「共有名義の売却代金、どう分配すればいいか分からない」「手続き面で不安がある」
そういった相続手続き全般の疑問は、専門の窓口に相談することで整理できます。まずは無料で相談してみましょう!!


