相続から売却まで、知識ゼロのド素人が約1年かけてやったこと【体験記録】

売却の手順

「複数の専門家に相談して誰に依頼するか決めて相続問題は解決したけど相続ってこんなに時間がかかるものなんだな。手間かかるのも嫌いだし面倒な事が大嫌いなのでしんどい時間でした」

母から相続の相談を受けてから、売却が完了するまで約1年かかりました。とにかく面倒だった。
もっと早く専門家に相談してやっとけば良かったと後から思い返します。

同じ様な状況で「何から始めればいいかわからない」と感じている方のために私がやったことをことを系列で書きたいと思います。

最初の1ヶ月:情報収集

母から相談を受けてまずやったことは、相続経験のある友人への聞き込みと、自分でのインターネット検索や本を買って情報収集でした。

調べ始めてすぐ気づいたのは「法律用語が多すぎて沼になる」ということです。
「単純承認」「限定承認」「相続放棄」「法定相続人」「遺産分割協議」何それ?って感じで知らない言葉が次々出てきて、その都度単語自体を調べると言った沼にはまりました。一つ調べると三つわからないって感じでものすごくめんどくさかったし一度に覚えられるはずがありませんでした。

ただしこの期間に基礎的なことを頭に入れておいたことが後の専門家へ相談する時に役に立ちました。

この時期に把握したこと:
相続の3つの選択肢(単純承認・放棄・限定承認)
相続放棄の期限は3ヶ月以内
相続税がかかるかどうかの基礎控除の計算式
相続登記が2024年から義務化されたこと

2〜3ヶ月目:査定と専門家への相談

基礎知識がある程度入ったところで、2つのことを並行して進めました。

① 不動産の一括査定

「どうせ売れない」「売れたとしても二束三文だろ逆に税金とか払わされてマイナスになるんじゃ?」と思っていた土地を無料の一括査定サービスで複数社に依頼してみました。
査定額は会社によって差がありました。これ1社だけに頼っていたら損していたかもしれないと思いました。

査定結果を手元に持ってから専門家に相談したことで、「売却した場合の手取りはいくらか」「相続した方が得か放棄した方が得か」という具体的な話ができました。

② 税理士への相談

できるだけ費用をかけたくなかったので、まず無料相談から入った。
相談してわかったのは「感情で考えていると答えは出ない、数字で考えるとシンプルになる」ということです

税理士に整理してもらった内容:
土地の評価額と売却時の手取り額の試算
相続税がかかるかどうかの確認
固定資産税の年間負担額
放棄した場合に残るリスク

これを並べると「相続して売却した方がトータルで得」という結論が見えきました。

4〜5ヶ月目:相続登記の手続き

相続することを決めてから、まず相続登記(名義変更)を進めました。

2024年から相続登記は義務化されている。
例えば亡くなった方の名義のままでは土地・家を売ることができず放置すると10万円以下の過料が発生するので、早めに動くことが重要だという事なども分かった。

相続登記に必要な主な書類:

被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
相続人全員の戸籍謄本
遺産分割協議書
相続人全員の印鑑証明書
固定資産税評価証明書

書類集めが想像以上に手間だった。特に戸籍謄本の収集は、役所を複数回まわることになった。

費用の目安は登録免許税(固定資産税評価額×0.4%)+司法書士報酬5〜15万円程度。
自分でやれば司法書士報酬は不要ですが書類の複雑さを考えると専門家に頼む方が時間的には楽だし間違いはないと思いました。

6〜8ヶ月目:売却活動

相続登記が完了してから、いよいよ売却活動に入ります。

一般的な不動産会社に査定・相談したが、築年数が古く状態もよくなかったため「売れにくい」と言われるケースもありました。そこで訳あり物件専門の買取業者にも相談しました。

一般売却と買取の違い:

一般売却買取
価格高くなりやすい低めになることも
期間数ヶ月〜1年以上数週間〜1ヶ月程度
手間内覧対応など多いほぼ不要
向いている物件状態が良い物件築古・訳あり物件

状態や立地によってどちらが合うかは変わりますが両方に相談した上で判断することをおすすめします

9〜12ヶ月目:売却完了・確定申告

売買契約が成立し、引き渡しが完了。

売却して利益が出た場合は翌年の確定申告が必要になります。
使える節税特例を事前に税理士に確認しておいたことで、余計な税金を払わずに済みます。なんだかんだいって結局専門家に色々と依頼しちゃってました。

使える可能性がある節税特例:

  • 取得費加算の特例:相続後3年10ヶ月以内の売却なら支払った相続税を取得費に加算できる様です
  • 3,000万円特別控除:被相続人が実際に住んでいた家の場合に条件を満たすと最大3,000万円控除できる

特例の適用には細かい条件があるため、必ず税理士に確認した方が良いです!

1年間やってみてわかったこと

終わってみて思うのは、「ひとりで全部解決しようとしなくてよかった」 ということです。

自分でやったこと:基礎知識の収集・書類の一部準備・査定の依頼
専門家に任せたこと:税務判断・登記手続きの確認・売却交渉のサポート

この役割分担が一番効率的でした。
めんどくさがりの私でも1年で完結できたのは、早めに専門家を頼ったからだと思っています。

これから始める方へ

「相続問題を抱えているけど何から手をつければいいかわからない」という方は、まずこの順番で動いてほしい。

STEP1:土地・家の価値を知る(無料査定)
STEP2:借金・ローンの有無を確認する
STEP3:専門家に相談して数字で判断する

この3ステップを踏むだけで、判断に必要な材料が揃うと思います。

売却を検討している方はまず無料査定がお勧めです。
複数社に依頼して相場を比較することをお勧めします。

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