相続するか放棄するか、悩んで出した結論【体験談】

相続の基礎

母から相続の相談を受けて引き受けた物の「そもそも相続すべきなのか」といった考えは頭から離れませんでした。

「手間かけられるのも嫌だし面倒な事はやりたくないから本当は相続放棄した方が楽じゃないか」という考えがあって相続破棄とか土地や家を放置するといった考えも実は持っていました。

放棄すれば楽になれると思っていた

相続問題の対象となる両親の土地と家は神奈川にあります。私が小さいころに住んでいた家です。

私は今でも別の場所で暮らしていて、その土地や家を使う考えはありませんでした。修繕して古い家もリノベーションして使うなんて事も考えていませんでした。

家や土地何て持っていると毎年固定資産税はかかるし、実際に売れるかどうかもわからないんだし相続したところでオレの負担が負担が増えるだけじゃないかと思って相続に関することを調べ始めました。

しかし調べれば調べるほど相続放棄がそう単純ではないことが分かってきました。

知っておくべき放棄の3つの落とし穴

相続放棄を考えているなら、この3点は必ず知っておくべきです。

① 土地だけ放棄することはできない 相続放棄とは、プラスの財産もマイナスの財産もすべてを手放す手続きです。「土地はいらないが預貯金は欲しい」という選択は原則できません。

② 期限は3ヶ月 相続を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ申請しなければならない。
何もしないと自動的に相続したことになります。この期限を知らずに行動しないでいると、気づいたときには手遅れということになりかねません。

③ 放棄しても管理義務が残るケースがある 相続放棄をしても他に相続人がいない場合などは不動産の管理責任が残ることがあります。

この3点を知ったとき「放棄すれば楽になれる」という考えが甘かったと気づき焦りを感じました・・・

ひとりで調べた限界

放棄すべきか相続すべきか?インターネットや本を買って調べれば調べるほど情報が増えて、判断できなくなっていった。特に専門用語とかそもそも分からずそれ自体を調べることになってました。

法律の話、税金の話、売却の話。それぞれの情報は出てくるが、自分のケースではどれが該当するのか?結局わからなかったりしてました。

めんどくさがりの私にとって、これは想像以上に気力も体力も消耗する作業でした。

「全部自分で解決しようとするから沼にはまる。そもそもなんでこんなに複雑なんだ?」とイラついてました。

最初は専門家に依頼すればある程度の費用がかかるので出来るだけ無駄な費用は書けたくないと言った想いもあり出来るところまで自分で調べて自分で解決しようと思っていましたが無謀でした。

そこで考え方を変えて全てを理解して自分で解決するのではなく専門家へ依頼しようと考え直したのです。しかし専門家にも色々と言る訳でお金が絡むもことだし中には悪い人もいる訳で「騙されない程度に基礎的な所だけ知識を入れようと思いました
基礎的なことだけ把握してから専門家に相談して条件や相性、安心感、信頼があると思える人に依頼することに決めました。その方が結果的に早くて安くつくし自分の気力や体力も消耗しなくて済むと判断しました。

知っておくべき専門家に相談する前に把握すべき3つのこと

専門家に相談する前に、この3点だけでも自分で把握しておくと話がスムーズになります。

① 土地・家の評価額 無料の一括査定で事前に相場を把握しておくことです。
査定額がわかっていると「売却した場合の手取りはいくらか」という具体的な相談ができる。
その場合複数社へ依頼すれば相場を把握できます。

② 親の借金・ローンの有無 土地の価値より借金が多いなら放棄が有利になるケースがある様です。
金融機関や法務局で確認できるので両親に直接聞くのも手っ取り早いですが隠していたなんて事があったら後で後悔するのでこの辺は徹底的に知っておくべきです。

③ 相続税がかかるかどうかの試算 基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。
法定相続人が2人なら4,200万円までは相続税ゼロになります。
実は相続税がかかるのは全体の約1割程度の様です。
「相続税が怖い」と思っている方の多くが実際には対象外というケースも多い様です。

この3点を整理してから相談に行くと、専門家との話が格段にスムーズになる。
何も知らない状態で行くよりも自分の状況を数字で説明できるので専門家から的確なアドバイスを得られると思います。

専門家に相談して数字で考えられた

税理士に相談してみると、ひとりで調べて勉強する動力や何ヶ月どうしょうと悩んでいたことが1回の相談でほぼ整理できました。

相談で整理してもらった内容は以下です。

  • 土地の評価額と売却した場合の手取り額
  • 固定資産税の年間負担
  • 相続放棄した場合に残るリスク
  • 相続税がかかるかどうかの試算

これを数字で並べると答えはシンプルで相続して売却した方がトータルで得になるということでした。

感情的には相続に関わりたくなかったですが、しかし数字で見たら、放棄する考えは消えました。

結果的に相続して売却する道を選んだ

最終的に相続を選んだ理由は以下の3つです。

① 土地に想定以上の価値があった 査定に出してみると思っていたより高い数字が出た。

② 放棄しても管理義務から逃げられなかった 「放棄すれば終わり」でないと知った時点で放棄するメリットは大きく下がりました。

③ 母が安心できる形にしたかった 数字(金額)の話だけじゃなく、これが一番の理由だったのかもしれません。。。

同じように悩んでいる方へ

相続するか放棄するかで感情だけで考えていると答えは出ません。私がそうだった様に・・・

大事なことは数字で考えることです。
そのためには複数の専門家に話を聞いてもらうのが一番手っ取り早いです。費用が心配な方はまず無料相談から始めることをおすすめします。結構無料相談をやってくれる所はあります。

ただし専門家へ相談する前に土地の査定額・借金の有無・相続税の試算、この3点だけでもおおよそ把握しておくと話がスムーズに進むと思いますし騙されずに済むと思います。

私が実際に使ったのは税理士への相談サービスです。
相続税の計算だけでなく放棄すべきかどうかの判断も相談に乗ってもらえました。

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