相続登記、自分でやるか司法書士に頼むか/最初に悩んだのがこれでした
相続登記を義務化する法律が2024年に施行されて「やらないといけない」という認識は広がりました。しかし次に出てくる疑問が「自分でやるべきか?司法書士に頼むべきか?」です。
前に書いた記事「相続登記を自分でやる方法と費用は? 司法書士に頼むべきか徹底比較【2026年版】」(相続登記を自分でやる方法と費用)では自分で申請する手順を解説しましたが、この記事では司法書士に依頼した場合の費用感とどちらを選ぶべきかの判断基準を整理します。
司法書士に依頼した場合の費用相場
司法書士への依頼費用は大きく2つに分かれます。
①司法書士報酬(専門家への報酬)
相場は5万〜15万円程度です。
物件の数・相続人の数・遺産分割協議書の作成が必要かどうかによって変動します。
複数の不動産がある場合や相続人が多い場合は上限の相場に近くなります。
②登録免許税(国に納める税金)
これは自分で申請しても司法書士に頼んでも同額かかる。固定資産税評価額の0.4%です。
例:評価額2,000万円の土地の場合
- 登録免許税:2,000万円 × 0.4% = 8万円
- 司法書士報酬:5万〜10万円程度
- 合計:13万〜18万円程度
③その他の実費
戸籍謄本・住民票・固定資産税評価証明書などの取得費用が数千円〜1万円程度かかります。
これも自分で申請する場合と同様に発生します。
自分で申請した場合との費用比較
| 司法書士に依頼 | 自分で申請 | |
|---|---|---|
| 専門家報酬 | 5万〜15万円 | 0円 |
| 登録免許税 | 評価額の0.4% | 評価額の0.4% |
| 書類取得費 | 数千円〜1万円 | 数千円〜1万円 |
| 時間・手間 | ほぼなし | 数日〜数週間 |
| ミスのリスク | 低い | 自己責任 |
司法書士に頼んだほうがいいケース
- 相続人が複数いて遺産分割協議書の作成が必要
- 不動産が複数ある
- 住所変更や氏名変更が絡んでいる
- 平日に法務局へ行く時間が取れない
- 書類の不備で何度も窓口に行くのが難しい
私の場合は弟と2人の相続だったこともあり書類の作成・確認の手間を考えて司法書士に依頼しました。費用は約8万円(報酬+実費)だったと記憶しています。
結果的に短時間で確実に終わったので依頼して正解だったと思っています。
自分で申請したほうがいいケース
- 相続人が自分1人
- 不動産が1件のみ
- 時間に余裕があって書類作成に苦手意識がない
- 費用をできるだけ抑えたい
前に書いた記事「相続登記を自分でやる方法と費用は? 司法書士に頼むべきか徹底比較【2026年版】」(相続登記を自分でやる方法と費用)に申請の手順を詳しく書いているので自分でやってみようという場合はそちらを参照してみてください。
費用よりも「期限」を優先する
相続登記は2024年4月から義務化され相続を知った日から3年以内に申請しなければ10万円以下の過料が科される可能性があります。
費用の安さにこだわって動き出しが遅れるほうが結果的にコストが大きくなってしまいます。
「自分でやるか頼むか」を早めに決めて動き始めることが重要だと思います。
相続登記の必要書類については「相続登記の必要書類を全部まとめた」で解説しているので読んでみてください。
相続手続き全体をまとめてサポートしてもらう選択肢もある
相続登記だけでなく遺産分割協議・相続税申告・不動産売却まで一括でサポートしてもらえるサービスもあります。
個別に専門家を探す手間が省けて、窓口が一本化される点が大きなメリットだと思います。
「相続登記を自分でやるか司法書士に頼むか迷っている」または「相続手続き全体をまとめて相談したい」そういった場合は私の経験上から言うと専門家への相談が一番の近道です。まず無料で相談できる窓口を活用してみましょう。


