誰も住まない家、このままでいいのか
両親から相続の相談を受けたとき、悩ませたことのひとつが実家の扱いがありました。
親は高齢で、今後は私か弟の家に一緒に住むか、我々の支援と両親達がもらっている年金を合わせてマンションで暮らすかを家族で検討してました。
いずれにしても実家には誰も住まなくなることは確定してました。
私も弟も別に暮らしているので、空き家になった実家をどうするかは避けて通れない問題です。
売るのか、貸すのか、そのままにしておくのか。判断の基準がまったくわかりませんでした。
色々と調べた結果、選択肢は基本4つです。
それぞれに向き・不向きがあり、家の状態や立地によって正解が変わってくることが分かりました。
選択肢は4つある
①売却する
一番シンプルな答えが「売る」ことです。
売却すれば維持管理コストがゼロになり、まとまった現金が手に入ります。
固定資産税も払わなくて済むので余計なお金の心配はしなくて済みます。
また相続した土地・建物を売るときの税制優遇(3,000万円特別控除など)が使えるケースもあります。
注意点は築年数です。
古い家は「古家付き土地」として売り出すケースが多く、建物の価値がほぼゼロです。
解体して更地で売るか、古家付きのまま売るかは費用対効果で判断が変わってきます。
立地が良ければ更地のほうが買い手がつきやすいですが、田舎の土地なら解体費用が回収できない可能性が高くなります。
そうした事がない様にまず不動産業者に査定してもらい「どれくらいの値段になるか」を把握してから判断するのが適切な判断です。査定自体は基本的に無料なので複数社に依頼してみることをお勧めします。
②賃貸に出す
「売りたくないけど維持費は何とかしたい」という場合の選択肢が賃貸です。
家賃収入が入り、資産として残せる反面、ハードルは高いと言えます。
築年数が古い物件は入居者がつきにくく、リフォーム費用が先行投資として必要になる場合が多いです。管理の手間を省くには不動産管理会社に委託するのが通常でその場合、家賃の5〜10%が平気的に管理費として引かれます。
ただし空室が続くと持ち出しになるリスクもあります。
「賃貸に出せば楽」というほど単純ではありません。専門家に相談して試算してもらうことを私はお勧めします。
③空き家のまま保有する
「今すぐ決めたくない」という場合に選ばれがちですが、これはリスクが非常に高いです。
固定資産税は毎年かかるし、建物は人が住まないと劣化が早いし、雑草・害虫・雨漏りなど管理コストも発生してきます。
さらに空き家が「特定空き家」に指定されると固定資産税の優遇が外れ、最大6倍になる可能性があるので注意が必要です。
保有するにしても、定期的な管理と「いつまでに売るか・貸すか」の期限を自分で決めておくことが必要です。
④解体して更地にする
家を壊して更地にすることで、土地だけを売ったり活用しやすくなります。
更地にした土地を駐車場として貸すこともできます。
ただし解体費用は木造一軒家で100〜200万円前後が相場です。
解体すると固定資産税の住宅用地特例が外れ、土地の固定資産税が上がる点も知っておいた方が良いです。
どれを選ぶか、判断の目安
専門家に教わった判断の目安は以下です。
- 築20年以内・駅近・状態が良い → 賃貸を検討する価値あり
- 築30年超・郊外・管理が難しい → 早期売却が無難
- 立地が特殊(農地・山林・遠隔地) → 売却か国庫帰属制度の検討も視野に
- どれが正解かわからない → まず査定・相談してから判断
大事なのは実は決めないことが一番コストになるという点です。
悩んでいる間にも固定資産税は発生し、建物は劣化していきますからね。。。
まず行動することが答えだった
私も最初は「もう少し考えてから」と先送りにしていました。
でも調べれば調べるほど、放置のコストが明確になったので即行動に移せました。
どの選択肢を選ぶにしても、まず不動産の査定を取ることが第一で相場がわかれば判断が早くなります。売る義務はないが情報収集することから始めればいい行動に移せます。
【まとめ】誰も住まない実家、放置が一番損
- 選択肢は売却・賃貸・保有・解体の4つ
- 築年数・立地・維持費で判断が変わる
- 「決めない」が一番コストになる
- まず査定を取って相場を知ることが第一歩


