「売れない土地、どうすれば?」
相続した土地を売ろうとしたとき、最初に直面したのが「そもそも売れるのか」という疑問でした。
関東の田舎にある土地、形が悪い土地、古家が残ったままの土地などは不動産業者に相談しても「なかなか買い手がつきにくい」と言われるケースは珍しくないらしいです。
「売れない土地」と一口に言っても原因はさまざまで対処法も変わってきます。
調べてわかった選択肢を整理しておきます。
なぜ売れないのか、原因を整理する
まず「なぜ売れないか」を把握することが先決です。
主な売れない原因は以下のどれかに当てはまることが多いです。
- 立地が悪い(駅から遠い・過疎地・山間部など)
- 形状が悪い(旗竿地・傾斜地・不整形地など)
- 接道していない(道路に面していない土地は建物を建てられない)
- 農地・山林など用途が限られる
- 古家が残っていて買い手がつかない
- 権利関係が複雑(共有名義・借地権など)
原因によって対処法が変わるので、まず不動産業者に「なぜ売れないのか」を具体的に聞くことが最初のステップになります。
売れない土地の対処法4つ
①不動産買取業者に直接売る
一般的な仲介売却(買い手を探す方法)では売れなくても、不動産買取業者であれば直接買い取ってくれるケースがあります。
買取価格は仲介売却より低くなることが多いが、売れない土地を早期に現金化できるメリットがあります。
訳あり物件・古家付き・農地など、通常の業者が扱いにくい物件でも対応している買取専門業者が存在するのです。
そのため複数の買取業者に査定を依頼して比較することが重要です。
1社だけに相談すると相場より低い価格で買い叩かれるリスクがあるので必ず複数の業者へ依頼することをお勧めします。
②隣地の所有者に売る
不動産市場では売れにくい土地でも、隣接する土地の所有者にとっては価値がある場合があります。
隣地と合わせることで使い勝手が良くなる土地は、隣人にとって魅力的な購入候補になることがあるのです。
まず隣地の所有者に直接相談してみる価値はあるので簡単に諦めない方が良いです。
③相続土地国庫帰属制度を使う
2023年4月からスタートした制度で一定の条件を満たせば相続した土地を国に引き取ってもらえます。ただし申請できる条件は厳しく、審査手数料と負担金(20万円前後〜)がかかる。
20万前後は痛いですよね・・・
詳しくは「相続土地の国庫帰属制度とは?いらない土地を国に返す方法と条件を解説」にまとめているので合わせて読んでみてください。
④相続放棄を検討する(相続前の場合のみ)
まだ相続が発生していない・または相続を知ってから3ヶ月以内であれば、相続放棄という選択肢もあります。放棄すれば土地を引き継がずに済みます。
ただし土地だけを放棄することはできず、預貯金など他の財産もすべて放棄することになる点は理解しておく必要があります。この国の制度には腹が立つことが多いです。
相続放棄の手続きと注意点については「相続放棄の手続き方法と期限【3ヶ月以内】失敗しないための完全ガイド」にまとめているので読んでみてください。
「売れない」と諦める前にやること
不動産業者1社に断られただけで諦めてしまう人が多いのですが業者によって得意分野が違うことがあります。
- 一般的な仲介業者が断った→訳あり物件専門の買取業者に相談
- 農地・山林→農地転用や専門業者に相談
- 接道していない→隣地所有者や専門業者に相談
「売れない」ではなく「その業者には売れなかった」だけのケースが多いのです。
だからこそ複数の業者に相談することで解決策が見えてくるので必ず複数社に相談することをお勧めします。
【まとめ】「売れない土地」にも必ず対処法がある!
- まず「なぜ売れないのか」原因を把握する
- 仲介で売れなくても買取業者なら売れるケースがある
- 隣地所有者への直接交渉も有効な手段
- 国庫帰属制度は最後の手段として知っておく
- 相続前または3ヶ月以内なら相続放棄も選択肢のひとつ


