「この古い家、解体した方がいいのかな。でも費用がいくらかかるのかわからない。」
相続した古家を前にして、そう悩んでいる方は多いと思います。私も実家を見たとき、築年数の古さと老朽化の進み具合に「とても売れる状態じゃない」と感じました。
でも解体すれば全部解決するかというと、そうでもありません。解体にはお金がかかりますし、解体後に固定資産税が上がるという落とし穴もあります。
私が「実家を見て解体を考えた経緯」
まず売りに出したとしてもこんなボロい家、誰が買うんだ?って思ったので家を大型修繕し内装も大型リノベーションしないと売れる確率何か低いんだろうなと思いました。それなら更地にして土地だけ売っても良いかもしれないとは思いましたが解体するにも費用がかかるし何が一番の得策なんだろうと思い専門家に相談して結果的に買いたいする事にしました。
この記事では解体費用の相場と解体前に知っておくべき注意点をまとめます。
※(注意)本記事は個人が調べた内容をまとめたものです。実際の費用は業者への見積もりをご確認ください。
解体費用の相場
解体費用は建物の構造・面積・立地によって大きく変わります。
【構造別・解体費用の目安(坪単価)】
木造:3〜5万円/坪
鉄骨造:5〜7万円/坪
RC(鉄筋コンクリート)造:6〜8万円/坪
【面積別・木造住宅の解体費用目安】
30坪:90〜150万円
40坪:120〜200万円
50坪:150〜250万円
ただしこれはあくまで目安です。以下の要因で費用が大きく変わります。
【費用が上がる要因】
・アスベスト(石綿)が含まれている
→ 追加で50〜200万円かかることも
・重機が入れない狭い立地
・ブロック塀・外構の撤去が必要
・残置物(家具・荷物)の処分が必要
・地中に埋設物がある
解体前に必ず確認すること
① アスベストの有無を確認する
1981年以前に建てられた建物はアスベストが使われている可能性があります。
【アスベスト調査】
・2022年4月から解体前の
事前調査が義務化
・調査費用:5〜20万円程度
・アスベストがあった場合:
除去に追加費用が発生
私が「実家の築年数や状態について感じたこと」
子供の頃に両親と住んでた家なので私も歳を重ねれば家も老朽化するのは当たり前ですがさすがに35年ぐらい経過すればわりと手入れとかしていた方だとは言えボロくなるもんだなーと思いました。
② 解体後に固定資産税が上がる
前の記事でも触れましたが、建物を解体して更地にすると住宅用地の特例がなくなり固定資産税が最大6倍になります。
解体前(住宅用地の特例あり)
年間:約2〜3万円
解体後(更地)
年間:約12〜18万円
→ 売却が長引くと
毎年10万円以上の追加負担
解体してすぐに売れれば問題ありませんが、売れない場合は維持費の負担が増えます。
③ 解体前に売却できないか確認する
実は古家がついたままでも買い取ってくれる業者があります。
【古家付き土地を買い取る業者の特徴】
・解体費用を業者が負担してくれる
・売主は解体の手間・費用がゼロ
・訳あり物件専門業者が対応可能
解体費用を払う前に、まず買取査定を依頼することをおすすめします。
④ 補助金・助成金を確認する
自治体によっては空き家の解体に補助金が出る場合があります。
【補助金の目安】
・補助率:解体費用の1/3〜1/2程度
・上限額:50〜100万円程度
(自治体によって異なる)
・条件:特定空き家や老朽危険家屋など
確認方法:
市区町村の役場・空き家担当窓口に問い合わせ
⑤ 解体業者は相見積もりを取る
解体業者によって費用は大きく異なります。必ず複数社から見積もりを取ることが重要です。
【相見積もりのポイント】
・最低3社から見積もりを取る
・見積もりに含まれる作業を確認する
・産業廃棄物の処理費用が含まれているか確認
・追加費用が発生する条件を確認する
解体か売却か:どちらが得か
【解体してから売る場合】
メリット:
・更地の方が買い手がつきやすい
・建物の心配がなくなる
デメリット:
・解体費用100〜200万円がかかる
・固定資産税が上がる
・売れるまでの維持費増加
【古家付きのまま売る場合】
メリット:
・解体費用がかからない
・固定資産税が変わらない
・訳あり専門業者に買取依頼できる
デメリット:
・買い手が限られる場合がある
・価格が低くなる場合がある
一般的にはまず古家付きのまま査定してみて、値段がつかない場合に解体を検討するという順番がおすすめです。
まとめ
- 木造住宅の解体費用は30〜250万円程度が目安
- 1981年以前の建物はアスベスト調査が必要
- 解体後は固定資産税が最大6倍になる
- 解体前に古家付きのまま売却できないかを確認する
- 自治体の補助金・助成金を活用できる場合がある
解体を急ぐ前に、まず買取査定を依頼してみてください。
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参考情報(公的機関)
- 国土交通省「建築物のアスベスト対策」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000043.html
- 環境省「空き家の除却等に対する支援」https://www.env.go.jp/policy/akiya/


